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- やる気はあるのに勉強や根気が続かない
- 本を読んでもよく理解できない
- 長時間努力しているにも限らず見合った結果がでない
- 人の話が一度では理解できない
- 会話がうまくかみあわない
と感じている方、
このような方は、脳や神経の状態が低下していることが考えられます。上手くいかないのは「才能が無いから」「やり方が間違っているから」「努力が不足しているから」・・と考えがちです。
もちろんそれらが原因の場合もありますが、多くの場合「脳や神経が能力を発揮できる状態ではなくなっている」ことがほとんどです。
つまり「脳にケガをしたような状態で、無理に働かせている」ということが大きいと私たちは考えています。
トレーニングしてもなかなか能力が身につかない、集中力が上がらないのは、そもそも頭の状態が、能力を高められるコンディションにないからなのです。
能力というのは、脳や神経の働きが伴うものです。
ということは、脳・神経の状態の良し悪しによってあなたの持つ能力のレベルが大きく高まったり低下したりします。したがって、集中力、記憶力、理解力、コミュニケーション能力なども、脳や神経の状態によって左右されるのです。
「今日は大事な試験の日」
「午後から重要な会議がある」そんな大事な日なのに最初から疲れていたり、だるかったり、眠かったり……ということはありませんでしたか?
私の知る限り、脳や神経の状態が整っていないために、会社や学校で実力が発揮できないという方は少なくありません。
また、新人研修などで、ウトウトしている方もよく見かけますが、これは集中しなければいけない時間であるにもかかわらず、その前にすでに脳が疲れ果ててしまっている状態です。
スポーツの場合も同様です。
いくらトレーニングをして、身体のポテンシャルをアップしても、大会当日にコンディションが悪ければ、最高のパフォーマンスを発揮しづらいでしょう。
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人間の脳や神経は、大雑把にいうと電気信号によってコントロールされており、脳や神経が働くときには、微弱な電流が流れます。
ですから、脳や神経は電気信号で動く「PC(パーソナルコンピューター)」だと見なすこともできます。実際のところ、脳や神経の働きは、適切に電気信号が入力され、それが適切に伝わっているかどうかで決まります。
PCの画像がときに乱れたり、バグが発生したりすることがあるように、脳や神経にも同様のトラブルが発生します。
不適切な電気信号(ノイズ、とも呼びます)に、脳や神経の働きを邪魔されると、脳細胞が通常とは別の働きを起こし、本来の目標達成には不要な信号を生み出してしまいます。
脳や神経のバグの元になるのが日常のコンディションとメンテナンスの優劣です。
パフォーマンスの高いPCでも扱い方が悪ければそのPCのもつ能力は徐々に低下するのと同じです。もし、あなたの能力が低下していると感じるなら、それなりの原因があるはずです。
まず、原因を正しく把握し、適切な方法でコンディショニングすること・・・
それが、あなたの集中力や能力を向上させるための第一歩です。